県民の皆様に

トピックス・糖尿病と歯の話

歯医者さんは、痛くなってから行く場所?

石川県歯科医師会 理事
小林 憲一(2026年)
「歯が痛くなったら歯医者さんに行けばいい」
そう思っている方は多いかもしれません。
しかし、糖尿病がある方にとって、歯科受診はとても大切な意味を持っています。
この画像はAIによって生成したものです
糖尿病があると、体の抵抗力が弱くなり、歯ぐきの病気である歯周病が進みやすくなります。歯周病は、初期にはほとんど症状がなく、痛みを感じないまま進行する病気です。そのため、自分では気づかないうちに悪化してしまうことも少なくありません。
さらに、歯周病が進むと体の中で炎症が起こり、血糖値が下がりにくくなることが分かってきました。つまり、歯周病を予防し、早く見つけて治療することは、糖尿病の治療を支えることにもつながるのです。
だからこそ、「痛くないから大丈夫」と思わず、症状がなくても歯科の定期健診を受けることが大切です。定期健診では、歯ぐきの状態を確認し、歯石や汚れを取り除き、毎日の歯みがきについてのアドバイスを受けることができます。
こうした健診を続けるためにおすすめなのが、かかりつけ歯科医を持つことです。いつもの歯医者さんがいることで、お口の小さな変化にも早く気づいてもらえ、安心して相談することができます。
また、JADEC連携手帳(旧糖尿病連携手帳)をお持ちの方は、歯科受診の際に持参しましょう。手帳を見せることで、歯科医師が体の状態に配慮した診療を行い、歯科で分かったお口の情報を主治医と共有することができます。
お口を守ることは、体を守ること。
かかりつけ歯科医と定期健診、そして糖尿病連携手帳を上手に活用し、健康な毎日を続けていきましょう。

更新履歴
2026年1月
2013年

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