石川県耳鼻咽喉科医会

石川県耳鼻咽喉科医会の現況

 本会は昭和42年創設され、48年の歴史がある。会員数82名の比較的マイナーの医会である。設立目的は耳鼻咽喉科医の医学水準を高めて社会に貢献することであり、学術に関する事業、社会福祉に関する事業、社会保険に関する事業、併せて会員相互の親睦と福祉に関する事業を行っている。特に昭和59年に耳鼻咽喉科専門医制度が始まってからは、日本耳鼻咽喉科学会専門医認定学術集会などの学術方面に活動を注ぐようになった。学会の活動と重なる点もあるが、相提携して車の両輪のごとく円滑に共存している。

医会の構成と運営

 平成21年4月1日に時代に適合するため会則を改正した。現在A会員52名、B会員30名で構成され、B会員には金沢大学、金沢医科大学の教授も含まれている。会の運営は第8代の上出文博会長と岩脇淳一副会長、堀川勲事務局の3名が主となって運営している。他に理事18名、監事2名の役員が置かれている。

医会の行っている事業と学術集会

  1. 耳の日、鼻の日相談
  2.  3月3日の耳の日、8月7日の鼻の日に県下の全病院、診療所で相談を受けている。また特設会場で行われる補聴器相談会に地方部会と共催、後援をしている。
  3. 花粉症情報について
  4.  2、3月のスギ、4、5月のイネ科花粉症の動向に資するため、患者の調査、集計をし、公表している。石川県医師会花粉症対策委員会には3名(三輪高喜金沢医科大学教授、上出文博、今村純一地方部会花粉症委員長)が参加し、石川県、小児科医会、眼科医会、気象協会、林業試験場の委員とともに花粉飛散の情報を県民に提供している。
     石川県医師会ホームページと石川医報にも情報を掲載している。
  5. 医会主催の学術集会は日本耳鼻咽喉科学会専門医、日本医師会生涯研修の認定を受けれるようにしている。金沢大学、金沢医科大学の教授のご尽力で、各地の著名な講師を招聘し、熱心な質疑応答が行われている。年3回以上開催し、毎回多数の会員が参加している。
  6. 石川県内で行われる耳鼻咽喉科関連学会への協賛をしている。