県民の皆様に

治療の話

金沢大学大学院 臓器機能制御学
内分泌・代謝内科 八木 邦公(2014年)
糖尿病の治療の目的は大きく二点にわかれます。
1)血糖を良くして合併症が出ないようにする
2)糖が利用できなくてたまっているのを活用できるようにする

そもそも糖尿病で血の中の糖が多くなっているのは、糖をはじめとする体に必要な栄養素を利用できなくなっているためです。

そのため単に“糖を摂らない”では栄養失調に陥ってしまうわけで“糖を利用できるようにしてやる”が重要です。

“糖を利用できるようにしてやる”手段として糖尿病ののみクスリやインスリンの注射があります。

特にインスリンは一度使うと一生使い続けないといけない、と思っている方もおいでますが、そんなことはありません。

その時その時の体の状況にあわせて必要かつ最適な治療を行い、体を健康な状態に戻し、血糖を悪くして血管の傷みが進まないようにすることです。

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