県民の皆様に

薬剤師からのメッセージ

「薬剤師からのメッセージ」

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石川県薬剤師会 常務理事
橋本昌子(2013年)
 私は薬局薬剤師をしています。医薬分業が進んできた現在では、薬局において処方せんにより薬を調剤し、薬が適切に飲めるよう丁寧に説明します。患者さまごとの服薬状況の記録をとり、薬の副作用や飲み合わせなどが問題ないか、他の医療機関との薬の重複がないかどうか、市販の薬との飲み合わせのチェックなどを行っています。最近では高齢者の方の家庭を訪問し、薬の管理指導や薬がきちんと飲めるための支援などを行う在宅医療業務も行っています。
 糖尿病では、食事療法や運動療法で血糖コントロールが良くならない場合に、内服薬や注射薬による治療が必要になります。薬を指示されたとおりにきちんと飲むことにより血糖をコントロールし合併症を予防します。間違った使い方をすると危険ですので、薬を使用する場合は、薬の効果や副作用など、十分に説明を聞き納得して飲みましょう。
 薬によって服用時間がことなりますので、指示された服用時間(食前、食直前、食後など)は必ず守りましょう。食事をとらない場合や少ない量で薬を飲むと低血糖を起こす危険がありますので注意が必要です。低血糖とは血液中のブドウ糖が少なくなりすぎる状態のことでインスリン分泌を刺激する内服薬やインスリン注射の量が多すぎた場合、また薬の量は変わらなくても食事の量が少なかったり、運動の量が多い場合におこります。他の薬との飲み合わせによりおこることもあります。このような場合どうすればいいのか、あらかじめ主治医に確認しておきましょう。
 また薬がうまく飲めない、つい飲み忘れがちである、薬について気になることがあるときには、薬の専門家である薬剤師がいつでも相談にのりますので、お近くの保険薬局でお気軽にご相談ください。

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