夜尿症(おねしょ)

 “おねしょ”は膀胱のはたらきが、まだ未熟なことが原因のことが多く、いわゆる体の病気ではありません。しかし、中には膀胱やホルモンの病気などが隠れていることがありますので、朝一番のおしっこをかかりつけのお医者さんで調べてもらって下さい。

 “おねしょ”は本人がしたくてしている訳ではありません。 “おねしょ”したら叱るのではなく、しなかったら誉めてあげましょう。そもそも“おねしょ”は大人になるまでに自然になくなります。いろいろな薬剤での治療法はありますが、病気でない者に薬を使うのは考えものです。 ”おねしょ”はいままでの一般的な原則は「起こすな」「叱るな」「気にするな」という考えが主流でありましたが、ここまでは最近効果があると言われている方法を紹介しましょう。それは次の4つの項目からなっています。

 1番目は、午後7時以後は水分はとらないようにします。2番目は、夜中の一定の時刻に完全に目を覚まさせておしっこをさせます。その時間はその子その子で違い、午前0時の事もあれば、午前3時の事もあります。3番目は、夜尿の記録をカレンダーに記録します。そして最後は、排尿を我慢させる訓練です。

 その排尿我慢の訓練とは、昼間に膀胱におしっこを溜め、自分の意志でおしっこする訓練で、夜中に無意識におしっこをしてしまわない様に仕向けるのです。最初は昼間におしっこをしたいと言ったら5分間我慢させてからさせます。次に5回うまく出来れば15分間我慢させます。そして5分ずつ延長して行き最高45分までもって行きます。ただし4〜5才頃までのお子さんは30分ほどでやめます。多くの場合30分我慢できる様になると“おねしょ”の失敗が急に少なくなります。一般にはこの方法で2か月間で約85%が治るとされています。

 ただしこの方法は膀胱炎などの病気が原因であると、それを悪くすることがあるのでおしっこの検査を必ずすませておかねばなりません。また、体調の悪い時はしてはいけません。

 この方法は薬を使わずに、訓練する事で治そうとする方法で、一度試みてもよい方法と思われます。これでも治らない場合には、小児科のお医者さんに相談して下さい。

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