地域がん登録全国協議会第25回学術集会およびがん登録担当者研修会を平成28年6月2日(木)と3日(金)の2日間、石川県金沢市で開催させていただくこととなりました。「がん登録等の推進に関する法律」が施行され全国がん登録がスタートとするというわが国の地域がん登録にとって歴史的な年に開催の任にあたりますことを大変光栄に思っております。
今回の学術集会のテーマは「全国がん登録の保健・医療への貢献」といたしました。全国がん登録情報の対策や調査研究への活用と成果の国民への還元に寄与することは地域がん登録に携わる者が果たすべき役割であり本学術集会がそのための一助となればと考えています。
プログラムは2日午後に全国がん登録における情報の利用と提供に関するがん登録担当者研修会と情報交換会を行います。3日の学術集会では、午前に招請講演として金沢大学の山田圭輔先生に「がん哲学外来とは何か」の題でお話しをいただきます。また、午後は国立がん研究センターの西本寛先生による「がん診療連携拠点病院院内がん登録生存率集計をどう生かすか」に関する教育講演、「全国がん登録の活用をいかに進めるか」をテーマとした学術委員会企画シンポジウムを開催いたします。このほか、会長講演、ポスター発表、ランチョンセミナー、総会等を予定しています。学術集会およびがん登録担当者研修会の会場は金沢駅兼六園口(東口)から徒歩10分の石川県女性センターです。
なお、学術集会の翌日の6月4日(土)に金沢の一大行事、百万石祭りのメーンイベントである百万石行列が行われます。特に学術集会終了後も滞在を予定される方は混雑が予想されますので宿泊の手配をお早めにいただければ幸いです。ぜひ多くの皆様にお越しいただき学術集会とともに初夏の金沢をお楽しみいただければと思います。お待ちしております。