平成29年ご挨拶
三期目のご挨拶
能美市医師会会長
松田 健志

能美市医師会のホームページにアクセスしていただきありがとうございます。能美市医師会は能美市(人口約50000人)と能美郡川北町(人口約6200人)の保健、医療を担当しています。現在、能美市立病院、芳珠記念病院の2つの総合病院、療養型が主の寺井病院の3病院と開業医26名(総会員数74名)の規模で、県内で一番会員数の少ない医師会です。

能美市医師会では、住民の皆様に健康で安心して暮らせる町作りに貢献するため、現在以下の事業を行っています。

@ 地域包括ケアシステムづくり

A 認知症初期支援チーム派遣

B 糖尿病重症化予防

C がんの早期発見、がん検診の啓発

  市民講座「明日のためにがんを知ろう」の開催
  けんしん精度管理委員会の開催

D 休日当番医の実施

E 母子保健活動

F 介護保険事業

G 産業保健事業

H 地域健康・福祉事業

特に、市の健康推進課と5年間続けているBの糖尿病重症化予防の取り組みが、中央社会保険医療協議会総会(第348回)資料(p.58)に取り上げられました。今後さらに充実していく所存です。

会長を任命され三期(5年目)になります。今まで通り、今後もよりよい町作りのお手伝いが出来るよう努力してまいります。皆様のご意見、ご相談をお気軽にお寄せいただければ幸いです。


平成27年ご挨拶
二期目のご挨拶
能美市医師会会長
松田 健志

能美市医師会のホームページにアクセスしていただきありがとうございます。能美市医師会は能美市(人口約50000人)と能美郡川北町(人口約6200人)の保健、医療を担当しています。現在、能美市立病院、芳珠記念病院の2つの総合病院、療養型が主の寺井病院の3病院と開業医26名(総会員数74名)の規模で、県内で一番会員数の少ない医師会です。会長を任命され今年から二期目になります。一期目に行ってきたことをさらに発展させるよう努力してまいります。

能美市医師会では現在以下の事業をおこない、住民の皆様に健康で安心して暮らせる町作りに貢献してまいりたいと考えております。

1.地域包括ケアシステム構築

能美市、川北町は人口減少がさけばれる中、人口はほぼ横ばいか少し増えている地域です。全国すみやすさランキングでも能美市は前年9位から3位となりました。上位に位置される要因の1つとして、人口に占める病院診療所の数、介護施設の数が全国平均より上回り充実している事が挙げられます。

国はいろいろな法律で病院から在宅での医療に舵を取ってきています。特に地域包括ケアシステム(住み慣れた地域で自分らしい生活を死ぬまで続けられるようなシステム)の構築が急がれています。能美市医師会では市と協力し、昨年よりそれまでのメモリーケアネットワーク能美がコアとなり月1〜2回会議を行い地域包括ケアシステム作りを進めています。

2.糖尿病重症化予防

二年半前から糖尿病合併症予防を主眼に取り組んでまいりました。平成26年度に、かけはしチェック(かかりつけ医で治療をしている患者さんの合併症の有無を年一度専門医の病院でチェックしてもらうシステム)や糖尿病サポートナース(開業医で働く看護師さんのスキル向上や顔の見える関係づくりを目指しての講習会を開催)事業を行いました。これからも継続し重症化予防を目指したいと考えています。(平成26年度の事業内容の詳細は石川県医師会ホームページ糖尿病推進会議をご覧ください)

3.その他

@ がんの早期発見、がん検診の啓発

  市民講座「明日のためにがんを知ろう」の開催
  がん精度管理委員会の開催

A 休日当番医の実施

B 母子保健活動

C 介護保険事業

D 産業保健事業

E 地域健康・福祉事業

会長を任命され今年から二期目になります。一期目に行ってきたことをさらに発展させ、よりよい町作りのお手伝いが出来るよう努力してまいります。皆様のご意見、ご相談をお気軽にお寄せいただければ幸いです。


平成25年ご挨拶
平成25年5月
能美市医師会 会長 松田 健志

能美市医師会のホームページにアクセスしていただきありがとうございます。 能美市医師会は能美市(人口約50000人)と能美郡川北町(人口約6200人)の保健、医療を担当しています。現在、能美市立病院、芳珠記念病院の2つの総合病院、療養型が主の寺井病院の3病院と開業医25名(総会員数75名)の規模で、県内で一番会員数の少ない医師会です。小さな規模の医師会ですが、逆に行政や地域住民の皆様との距離が近く、密な協力体制がとれている医師会でもあると自負しています。

『健康で安心して暮らせる町づくり』をめざして行政と協力して数々の活動を行っています。健康な生活を得るには、病気の予防、病気の早期発見・早期治療、本人・家族や住民の皆様の理解・協力が必要です。それには会員個々の医療技術に対して日々の研鑽はもとより、住民の皆様の病気に対する知識、認識の高さが必要になってくると思います。そのために、当医師会は住民の皆様に対し病気への啓蒙活動を主な活動方針にしています。

現在、以下の3疾患を重点に啓蒙運動を行っています。

1.認知症

県医師会の在宅医療推進委員会の肝煎りで、前会長が発案し始まったメモリーケアネットワーク能美では、認知症になっても暮らせるまちづくりを目標に、行政担当者、ケアマネージャーの会、介護者の会、訪問看護ステーション看護師など多職種が一同に集まり月1回会議を行い、住民への出前講座、年1回「認知症を知ろう」という市民講座を開催しています。本年3月には、住民の皆様への啓蒙活動の一環として、認知症ガイドブック、ナラティブ手法を用いて介護者の現状を知っていただくための冊子(在宅介護者体験記)を作成し住民の皆様に配布し高評価をいただいています。(詳しくは以下に掲載してあります)


2.糖尿病

能美市は県内で2番目に糖尿病患者さんが多い自治体となっています。行政も危機感を持ち、患者減少を重点事項としています。医師会としても地域医療ネットワーク構築推進事業の協力を得て、かけはしネット能美を立ち上げ、病診連携方法、会員への研修会、行政と連携し糖尿病の早期発見・治療に対する住民の皆様への啓発等の活動を行っています。

3.がん

医療の進歩にもかかわらずいまだに病死死因の第1位のがんに対して、がん診療連携拠点病院に指定されている芳珠記念病院を中心に、がん検診、がん治療が行われています。医師会としても検診精度管理委員会を設け検診の精度を高める活動を行っています。また、住民の皆様への「明日のためにがんを知ろう」という市民講座を年2回行政と共催し、がんに関心を持っていただいて検診を受けてもらう活動をしています。

そのほか、介護事業、母子保健活動、休日当番医など行政からの委託事業も含めて住民の皆様の健康を支える努力を行っています。 住民の皆様にも病気の早期発見、早期治療に関心を持っていただき、わからないことがありましたらお気軽に会員にご相談いただければ幸いです。


平成24年ご挨拶
能美市医師会 会長 水毛生(みもう) 直則

この度、公益法人制度改革に伴い、本年4月1日を期して当医師会は「社団法人」より「一般社団法人」に移行することになりました。法制上、移行期となる約1年2ヶ月の間、会長職(III期目)を務めることに成りました。引き続き地域の皆様に信頼される医師会を目指して活動していきたいと思いますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

3.11東日本大震災以来、早くも1年以上経過しておりますが、その傷跡はそう簡単には癒えそうになく、福島原発事故についても終息までにまだまだ長い時間がかかりそうです。とはいえ我々としましては目の前の課題にこれまで通り着実に取り組むことが、被災地の復旧・復興支援と同様に日本の社会を支えるという観点からは重要であろうと考えております。

さて、すでに我が国は65歳以上の方の人口が20%を越え、超高齢社会に突入しております。さらに先ごろ厚労省から発表された調査では平成22年の健康寿命(日常的に介護を必要としないで自立した生活ができる期間)は男性が70.42歳、女性は73.62歳と推計されていますが、平均寿命と比べますと男性では約9年、女性では約13年も短くなっています。この差は我々の予想よりもかなり大きく、深刻な社会問題の原因ともなりかねません。従って健康寿命を延ばし、この差を縮めることが社会全体で取り組むべき重要な課題になると思われます。

健康寿命を短縮する大きな要因の一つに認知症が挙げられます。認知症患者数は平成27年には250万人、さらにその15年後には350万人に増加すると予測され、地域で患者および家族を支える体制づくりが急務となっています。

当医師会では昨年来、行政及び関係諸団体との連携を強化し、共同で「メモリーケア・ネットワーク能美」を設立し、認知症対策のため活動しております。

これらの活動を通して市民の皆様とともに『健康長寿のまちづくり』を目標として会員一丸となり努力していきたいと思います。今後ともご理解・ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。


平成22年ご挨拶
能美市医師会 会長 水毛生(みもう) 直則

この度、理事会並びに会員各位のご推挙により、再び会長職(U期目)を拝命することとなりました。まさに激動の時代となり、多くの困難が予想されますが、皆様方のご支援のもと地域医療・福祉の充実のため力を尽くしたいと思いますので、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

さてT期目を振り返りますと、平成20年秋より世界同時不況が発生し、内外ともに騒然とする中、昨年夏、わが国では歴史的な政権交代が起き、それに伴い日本医師会も大きな転換期を迎えました。一方、当医師会におきましては、新公益法人制度改革への対応、住民参加型の石川県防災総合訓練への協力や総務省と能美市より委託を受け、軽症糖尿病患者さんの在宅療養支援として計画された「ふるさとケータイ創出事業」などがほぼ同時期に集中し、種々の作業に追われていました。

そのような中、昨年秋に入り新型インフルエンザの流行がピークを迎え、小児を中心に感染者が急増し、南加賀急病センターへ患者さんが殺到して深夜までの診療を余儀なくされるなど対応能力の限界に近づくこととなりました。この事態を受けて、当医師会では従来の在宅当番医制に加えて、時間外診療や診療時間の延長で対応いたしましたが、幸いにも弱毒性であったこともあり、深刻な健康被害は出さずに済みました。

しかしながら、厚労省の初期の対応やワクチン接種の在り方など多くの問題点が指摘されており、今後十分に検証して次の流行に備える必要があると思われます。当医師会としましてもパンデミックを含めたさまざまな災害に即応するため、本年度より新たに感染症危機管理対策委員会を設置し、在宅当番医制もこれまでの手上げ方式より輪番制に改めることにしました。

上記の活動を通じまして、行政や関係機関との連携の強化および市民の皆様との交流の拡大の必要性などにつき、あらためて痛感し、U期目の目標に掲げることにいたしました。地域医療・福祉の更なる深化に向けて会員とともに努力していきたいと思いますので、今後ともご理解・ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。


平成20年ご挨拶
能美市医師会 会長 水毛生(みもう) 直則

能美市医師会ホームページにアクセスして頂きましてありがとうございます。 平成20年4月より会長に就任致しました水毛生直則と申します。もとより浅学菲才の身ではございますが、皆様方のご協力を頂き職責を全うしたいと存じますので、前任の村本卓郎先生同様にご厚情を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

当医師会は紆余曲折を経ながらも南加賀診療圏の一翼を担い続け、昨年60 周年という節目の年を迎えました(前会長の尽力により昨年創立60周年を記念して『能美郡と医師会の歴史』が刊行されました)。これまで営々として築きあげられた諸先輩方の事跡に想いを馳せながら、会長としての責任の重さを日々痛感致しております。

さて、昭和58年、当時の厚生省の官僚が提唱した「医療費亡国論」に端を発した医療費抑制政策はその後一貫して国策となり、今日の医療崩壊と呼ばれる事態をもたらした大きな要因となっています。この間医療現場からの切実なる声は一顧だにされず、初期臨床研修制度*1の導入や小泉構造改革により実態*2を無視した抑制策が強行された結果、現状はさらに厳しいものとなっております。

しかしながら、何かと医師・医療機関への非難が強かったマスコミの論調にも変化がみられ、本年4月より問題の多い「後期高齢者医療制度」が導入されたことにより、政府の意図に反して国民の危機意識が高まりを見せたことなど、潮目が少しずつ変わっていく兆しも感じられます。この流れを確固たるものとし、医療の“再生”に向けて何をなすべきか会員とともに考え地域の皆様のため力を尽くす所存でございますので、今後ともご支援の程何卒よろしくお願い申し上げます。


平成17年ご挨拶
能美市医師会 会長 村本 卓郎

この度、能美郡医師会は能美市医師会に名称を変更いたしました。 しかし、活動範囲は従来どおり能美郡川北町と能美市とを合せた地域です。

私達の医師会はこれまでも地域に密着した活動をしてきましたが、これからも地域の皆様から信用され、頼りにされる存在になるように努めてまいります。 この為に、会員一人一人が向上心を持って種々の学習会に参加して医療に関する最新の知識の修得に努めています。

また一方、住民の方々を対象として、健康教室などを開き、皆様の健康志向、健康知識の充足欲に応えるように意を尽くしております。このような私たちの活動に対し、何かご意見がございましたら、何なりとお申し出て下さるようにお願い致します。